豊かな香り
木が醸す豊かな香りを楽しめるのは、無垢フローリングの大きな特徴です。植物が発するフィトンチッドという“香り”成分がストレスを解消し、心も体もリラックスさせてくれます。
「木の香りのする部屋」で過ごす休日はなんとも贅沢。毎日が、優しい空気で満たされます。
家づくりでは決めることがたくさんありますが、占める面積の大きい床選びはとっても大切です。
床の素材は千差万別、複合フローリングやクッションフロアなど色んな素材がありますが、
私たちは一部屋だけでも無垢のフローリングを取り入れることをおすすめします。
特に家族や友人が集まるリビングの床は、こだわってみてはいかがでしょう。
床材には色んな種類があります。
それぞれの特徴を理解した上で適材適所を選んでいきましょう。
代表的な床材として以下の6種類が挙げられます。
その中でもフローリングは、木の表情やぬくもり、肌触りを楽しめることや、
硬い木を選べば他の素材に比べ強度も出るため、リビングなど居室に使われることの多い素材です。
フローリングは、大きく無垢フローリングと複合フローリングに分けられます。
無垢をおすすめするのは「香り」「肌触り」「経年変化」の3つの特徴があるからです。
木が醸す豊かな香りを楽しめるのは、無垢フローリングの大きな特徴です。植物が発するフィトンチッドという“香り”成分がストレスを解消し、心も体もリラックスさせてくれます。
「木の香りのする部屋」で過ごす休日はなんとも贅沢。毎日が、優しい空気で満たされます。
日本人は靴を脱いで生活します。
だからこそ足裏からの肌触りも含め、その感触を味わい尽くしてほしいと思っています。硬さや温感は木によって異なりますが、それでも他の素材に比べ夏はさらりとしていて、冬はほの温かいのが無垢の特徴です。木材の内部には小さな穴がたくさん空いていて(多孔質といいます)、熱を伝えにくいためです。
この多孔質という特徴により、湿気も調整してくれるので、夏はじめじめをおさえ、冬は乾燥を防いでくれます。
木材の表情は少しずつ、着実に変化します。色はあめ色になり、表面には生活の跡が残されていきます。変化が苦手な方には不向きですが、楽しめる方には最高の素材です。
また、「無垢はメンテナンスがたいへん」という意見をよく聞きますが、慣れてしまえばそれほど手間ではありません。今は色んな道具が簡単に手に入ります。
少しの知識があれば、家族みんなで楽しみながら長く付き合うことができます。
無垢フローリングは木そのものですので、生き物のもつ「よさ」があれば、「扱いづらさ」があるのも事実です。それを理解した上でお選びいただき、楽しみながらお付き合いいただきたいと思っています。
心安らぐ木の香りを楽しめるのは無垢ならではの特徴です。
また木によって肌触りが異なることもよさの一つ。硬いもの、柔らかいもの、肌触りが温かいもの、冷たいもの、様々あります。家族構成や好みに合った木を選んでいただけます。
さらに自身が関わりながら長く使うことができるのも無垢のよい点です。
塗装が落ちたり、キズや凹みができても手軽に補修することができます。
そうやって関わりながら、経年変化を楽しめるのは無垢フローリングしかありません。
無垢フローリングは自然素材なので湿度によって反りや痩せが生じることがあります。また他素材に比べてキズが付きやすいため敬遠されることもあります。
しかし塗装を工夫することで防げることがありますし、簡単な対処法もあります。そんな知恵を身に着けるのも案外楽しいものです。
メンテナンスを「手間」と考えるか「素材と付き合う楽しみ」ととらえるかは人それぞれですが、ケミカル素材では味わえない自然と共に暮らす豊かさが無垢にはあります。
「無垢材の効果と感触を知らないのは、炊きたての白いご飯の味を知らずに人生を終えるのと
同じぐらいもったいないこと」と、ある住宅ライター(※)さんの言葉です。
全ての部屋を無垢フローリングにするのは難しくても、一部屋だけでも木の床にすることを検討されてはいかがでしょうか。無垢の床にすることで、他の素材では味わえない、あなたらしい空間を作り上げることができるはずです。
(※)木村大作『失敗しない家づくりの法則』
(アストラハウス)より
無垢フローリングを楽しんでいただくために、気になることがあればお気軽にお問合せください。
それでは次に
あなたにぴったりの木を選んでみましょう。
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